「インク」の違いをご存じでしょうか??インクジェットプリンター・インクタイプの複合機

 

どうも、まるプリ編集部です。

 

 

ここ最近、温かいほうじ茶にはまっています。個人的な一人の鼻としては、フワっとお茶の葉が香る湯気をとっても気に入っております。

 

 

というわけで、湯気の話しはここで終わりです。

 

 

不躾な質問ですが、皆さんが普段使用されているインクジェットプリンターには、機種によりインクが2種類あるのを知っていましたか??

 

 

いきなり答えます。そのインクとは、「顔料(ガンリョウ)インク」と「染料(センリョウ)インク」です。

 

 

既にご存じの方であれば、きっと用途に合わせてインクの種類でインクジェットプリンターの機種を買い求めたのではないでしょうか。バッチリ使いこなしているコト間違いなしだと思います。

 

 

もしも知らない方がインクジェットプリンターを選ぶとき、先述した「顔料インク」か「染料インク」かどちらにする方が良いのか、また何を印刷する際にどちらがいいのかを知っていると、機種を購入する際に「コレだ!」と、決めやすいですよね。

 

 

実は一目ではどのメーカーも、インクジェットプリンターの機種も、なんとなく同じように感じるのですが、使用するインクには2つの種類の違いとそれぞれの特徴があるので、しっかり案内いたします!まるプリ編集部らしくまとめておりますので、最後までお付き合いください。

 

 

早速ですが、それぞれの顔料インクと染料インクのポイントについてまとめてみました。

 

 

まずは、中に入っている成分についてみていきましょう。

 

 

そもそもインクというモノを作る際、インクの色のモトになる物質を砕いて細かくし、液体(水)と混ぜて作る方法があります。また、いつの時代かはもうわかりませんが、初期のインクは鉱物や種子・豆などの殻、イカの様な海洋生物から採られる天然染料が主なものであった。墨は黒色でアジアが発祥だそうです。いやはや、イカのスミは意外とクロいデスからね(釣りの際にバシャッとひっかけられたコトがあります、どうでも良いか…)。

 

 

 What?顔料インク

 

 

顔料インクとは、着色用の粉末が液体(水)に完全に溶けていないインクのコトを指します

インク粉末の粒子が大きいので、用紙にインクが中まで染み込まず、用紙の表面に付着して固まります。

 

 

 What?染料インク

 

 

一方で、染料インクは粒子が小さく液体(水)にほぼほぼ完全に溶けている液体インクのことです。とても粒子が小さいので用紙の内部までインクが染み込みます。

 

 

次は、顔料インクと染料インクのポイントと、それぞれを使用するときの良い点と弱点についてみていきましょう。

 

 

 顔料インクのポイント

 

 

顔料インクは発色の際にニジミが少なく、線や色がくっきりと鮮明に出るのが特徴です。

 

さらには、顔料インクは用紙の表面にバッチリ定着するので、色がくっきり印刷できます。

 

そのため、顔料インクは文字・グラフ・図などを多く使うプレゼン用の資料や提出用のビジネス文書などの印刷に向いていると言えますね。

 

また、使用できる用紙の種類が多く、普通紙はもちろん、厚紙のアートポスト紙やマット紙など色々な用紙に印刷をすることができます(用紙の用法は守ってください)。

 

具体的に例を出すと、年賀はがきの表側である「あて名部分」がバッチリだと思います。また、耐水性が優れているので、水に濡れてもにじみがほとんどありません(流水や多量の水ではこの限りではない)。そして、耐光性も良いので用紙に印刷した色があせたりする心配も少ないので安心です。例えばですがマンションや学校などの屋外用の貼紙などが適当ですね。

 

ですが、そんな顔料インクにも弱点があります。

  • 用紙の中までインクが浸み込まないので、こすれると表面の色が落ちやすい(はがれやすい)点があります。
  • インクがちょっぴり高額なのが玉に瑕です(染料インクと比べた場合)。

 

 

 染料インクのポイント

 

 

染料インクは、用紙への発色がとてもキレイでクッキリとした印刷が出るコトから、写真の印刷に向いていると言えますね。そして、一方の顔料インクに比べて価格が安いので、大量に印刷する人にとってはコスパが良いのもメリットであると言えます。

 

 

ちなみに、インクジェットプリンターで写真を印刷するときは、光沢紙がオススメです。余談ですが、最近では100円均一ショップでも光沢紙を販売しています。

 

そして、年賀はがきでいえば、裏面の写真を印刷する際などにピッタリだと思います。

 

その理由として、染料インクは用紙の中までインクが染み込むため、光沢感のある見栄えの良い仕上がりになります。

 

染料インクの弱点は、

  • 水に弱く、濡れてしまうと色がにじんでしまうことです。
  • 用紙の中までインクがたどりつくまでのいわゆる乾きが遅いため、色のりが安定するまでにちょっぴり時間がかかります。さらに染み込むからこそ用紙が濡れた様な状態になるため、紙自体が印刷後は丸まりやすくなります。
  • 手などにつくと、インクが取れないのが困ります。

 

 

  「顔料インク」か、それとも「染料インク」か

 

 

まるプリ編集部が導くその答えとしては、テレワークなどで自宅でもビジネス文書の印刷をする必要がある方には、くっきり発色の「顔料インク」がオススメです。また、オフィスでもサブ機としていざという時の機械としては、安価なインクジェットプリンターでも問題ないのですが、いざ壊れた際に買い替え・パソコンとの設定など、面倒くさいコトがついてくる可能性は否めません。

 

また、写真や年賀状などを自宅で印刷する方や、画像系や写真を印刷する事が多いという方は、染料インクを選ぶ方が良いのではないかと思います。

 

  

いかがでしたか??

 

 

今回は、顔料インクと染料インクのそれぞれについてご紹介いたしました。

ぜひ、ご自身にあったピッタリなインクを使用するインクジェットプリンターをお求めください。