さまざまな複合機・印刷機でのコピー使用方法(拡大・縮小の倍率計算)とは?

公開日: 2021年11月12日

 

 

どうも!スマホの買い替え時期を完全に見誤っている、まるプリ編集部です!

 

さてあなたは、オフィスにある複合機・コピー機の説明書を見なくても、使いこなせますか?

きっと、まったく問題なく使える方が多いと思います。なぜなら、複合機・コピー機には各種ボタンできちんとわかりやすく作られているからです。コピーボタンや、カラーボタン、クリアボタンとついていますよね(複合機を作った職人さんの優しさがあふれています)。

 

ですが、拡大縮小コピーをする時の倍率設定は、使い慣れていても分かりにくくないでしょうか。編集部の女性社員も設定の仕方をちょくちょくミスしてしまい、うっかりミスプリントでヘコんでいる姿を見るコトがあります。そういったプリントミスをしてしまうとコピー用紙を何枚も無駄にしてしまい、それは残念ながら「廃棄」(ジャー:シュレッダーの音)するか「ウラガミ」としての仕様に変わってしまいます。

 

というわけで今回は、コピー用紙をムダにしない、複合機・コピー機の拡大・縮小機能を使いこなしたい方に、倍率の計算方法やメーカー別の基本的な操作方法をご紹介します。これは意外と知られていないコトですが、倍率を求める公式なんかも存在しますのでぜひ超豆知識にいれてみてください。

 

コピー機で拡大・縮小コピーするときの倍率の計算方法

 

一般的な業務用コピー機、複合機では、拡大・縮小コピーをしたい時は自動で倍率を設定してくれるのがほとんどです。がしかし、コピー機に登録されていない特殊なサイズの原稿をコピーする際は、自分で倍率を計算する必要がでてきます。ここでは、拡大・縮小コピーをする際の倍率の計算方法を、定型サイズの原稿と特殊サイズの原稿の場合にわけて解説していこうと思います。

 

原稿が定型サイズの場合

 

原稿が定型サイズの場合、縮小・拡大コピーの倍率を求める公式は以下の通りです。

ズバリ、「出力用紙の長さ÷原稿用紙の長さ×100=コピー倍率(%)」が倍率の公式であります。出力用紙の長さ、原稿用紙の長さは、長辺同士もしくは短辺同士で計算します。

 

例でいいますと、A4サイズの原稿をB4サイズの用紙にコピーする場合、A4用紙のサイズ「210×297」とB4用紙のサイズ「257×364」を元に公式に当てます。長辺同士の計算式は「364÷297×100=122.55…」、短辺同士の計算式は「257÷210×100=122.38…」という計算になります。

 

計算結果に小数点が出た場合、実際にコピーする時に原稿が枠内に収まるように小数点以下は切り捨てるのが決まりであるため、どちらも122%という計算結果となります。長辺同士での計算と短辺同士での計算で数字が一致したので、122%の倍率に設定してコピーします。このように、コピー前にあらかじめ倍率の計算しておくと、ミスプリントなく効率的にコピーができます。

 

原稿が特殊サイズの場合

 

原稿が特殊サイズの場合、縮小・拡大コピーの倍率を求める「出力用紙の長さ÷原稿用紙の長さ×100=コピー倍率(%)」の公式に当てはめて計算しても、定型サイズの原稿で計算する時とは違い長辺同士での計算と短辺同士の計算では異なる数字が導き出されます。

 

計算結果が異なるのは、長辺と短辺の縮尺が異なるためです。わかりやすく例をあげると、官製はがきサイズの原稿をB4サイズの用紙にコピーするとして、官製はがきのサイズ「148×100」とB4用紙のサイズ「257×364」を元に公式に当てはめます。長辺同士の計算は「364÷148×100=245.94…」で小数点を切り捨てると245%、短辺同士の計算は「257÷100×100=257」で257%です。

 

長辺同士の計算での倍率と短辺同士での計算の倍率には、12%の誤差があります。拡大率の大きい257%の倍率でコピーするとフルサイズでの印刷ができますが、枠からはみ出すこともあります。245%の倍率でコピーすると、枠に収まりきるものの余白が残ってしまうでしょう。それぞれの倍率でコピーして、仕上がりを自分の目で確かめて判断するのが賢明です。

 

メーカー別コピーの拡大・縮小の基本的な操作方法

 

 

業務用の複合機で拡大・縮小コピーをする際、操作方法はメーカーや機種によって異なります。ここでは、有名な3大メーカーの「キャノン」、「シャープ」、「富士フィルム(旧富士ゼロックス)」というコピー機、複合機の基本的な操作方法についてご案内します。ぜひ参考にしてください。

 

キャノン

キャノンのコピー機は、自動設定や倍率を指定して拡大・縮小コピーが出来ます。拡大・縮小の倍率は、25%~400%の範囲が可能です。コピーをする際の基本操作は、まず原稿をセットして「コピー」を押し、「倍率」を押して目的に合わせた倍率を設定します。定型サイズから定型サイズにコピーする場合は、表示された選択肢の中から倍率を選びましょう。

 

1%単位で倍率を指定して手動で設定したい場合は、「-」と「+」で調節します。また、「自動」を押すと指定した用紙サイズに合わせ自動で倍率を調節してくれるので便利です。同じサイズの用紙に原稿と同じ倍率でコピーする場合は、「少し小さめ」を押すと画像が切れないように自動で少し小さめにコピーできます。

 

また細かい操作方法は機種によって異なるため、それぞれの説明書で別途に確認しましょう。次はまるプリが取り扱っている「シャープ」です。

 

シャープ

 

われら「まるプリ」でも取り扱っているメーカーです!

シャープのコピー機は、自動設定もしくは倍率を指定して拡大・縮小コピーが行え、拡大・縮小倍率の範囲は25%~200%です。コピーする際の基本操作は、まず原稿を原稿自動送り装置または原稿台(ガラス面)にセットし、「コピー」を押します。次に原稿サイズを選択して「OK」を押し、倍率を選択しましょう。自動で倍率を決めるなら「倍率自動選択」を押すと自動的に倍率が算出されます。手動で倍率を設定するなら「倍率」を押した後に「固定倍率」から選択するか、「+」と「-」で好きな倍率に設定します。

 

画像のサイズを指定する場合は、「倍率」を押した後に「寸法から指定」を押し、画像サイズと仕上がりサイズを数字キーで入力します。設定が完了したら、プレビュー画面で仕上がりを確認し、設定が完了したら「OK」を押します。最後に、「スタート」を押すとコピーが開始されます。なお、細かい操作方法は機種によって異なるため、それぞれのモデルの説明書で念のため確認しましょう。そしてラストは、業界の王者「富士フィルム」です。

 

富士フィルム(旧:富士ゼロックス)

 

富士フィルムのコピー機も、自動設定もしくは倍率を指定して拡大・縮小コピーが出来ます。拡大・縮小の倍率は、キャノンと同様に25%~400%の範囲となります。コピーをする際の基本操作は、まず原稿をセットして「コピー」を押し、倍率を選択します。「自動%」を押すと指定した用紙サイズに合わせ自動的に倍率が算出され、用紙の枠に収まるように設定されます。「定形変倍/ズーム」を選択すると、あらかじめ設定されている固定倍率から選んだり、手動で倍率の入力をしたりできます。

 

「寸法指定変倍」を選択すると、縦と横をそれぞれ異なるサイズで指定でき、原稿サイズと用紙サイズを指定すると自動的に倍率が計算されるので、コピー後の寸法を直接指定できます。また、「ちょっと小さめ」を選択すると、画像が欠けないように選択した倍率より少し小さめのサイズでコピーされます。

 

 

コピー機で拡大・縮小コピーするときは倍率に注意しよう

 

ほとんどのコピー機では、定型サイズの用紙を使用して拡大・縮小コピーをする場合は自動で倍率が算出されます。ところが名刺などの特殊サイズの紙を原稿とする場合は、自分で倍率を計算しなければなりません。特殊サイズの拡大・縮小コピーをするときは、用紙を無駄にしないように倍率に気をつけてください。それぞれのメーカーや機種ごとの操作方法に則りコピー機能を活用するようにしましょう。

 

最後に改めて紹介!

 

「まるプリ」ではシャープの機種を取り扱っております。

 

万が一操作方法や不明な点がありましたらいつでもお電話いただければ、ご相談を承っております。

 

さらに、導入して頂いた際は、お伺いしてのサポートも料金内にてしっかり対応しておりますので、安心してご利用いただけます。おかげさまで、お客様から嬉しいお声をいただくコトもあります。

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ぜひぜひよろしくお願いいたします。手軽なコピー機レンタルは、【まるプリ】で決まりです!