ファイアウォールの設定が複合機に影響する事とは?

公開日: 2022年6月13日

 

どうも!静かな湖畔の森のあたりで、ただひたすらにキャンプファイヤーを眺めていたい、まるプリ編集部です。

 

ファイアウォールというコトバを知っていますか?セキュリティ対策の達人なら釈迦に説法なのですが、我がまるプリ編集部内でも具体的な効果や役割をスラスラ発表できる者が少なかったのは事実です。皆さんはいかがでしょうか。

 

 

やはり、外部からの脅威は怖いですよね。怖いからこそ、家庭で使っているパソコンにセキュリティソフトを入れている方は多いと思います。会社規模になると、同じ階層の室内であれば、ほとんどのパソコン同士がネットワークに繋がっているので、ぜひ最初にきちんとハチマキをギュッとしなければいけない部分だと感じています。

 

ではファイアウォールとは何か。これをシンプルに表現すると社内ネットワークへ外部からの不正な侵入(アクセス)・攻撃等から守るための壁です。という事は、設定していなければどんな悪い侵入者もわちゃわちゃと通してしまう事になります。怖いですよね。

 

失礼ながら、皆さんのネットワーク環境にファイアウォールの設定をして機能が活かされているでしょうか?また、社内ネットワーク用のLANケーブルを差し込んでいる複合機(コピー機)においても、何らかの影響があるかもしれません。今回はファイアウォールがどう複合機に係るかついて、解析していきます。最後までご覧ください。

 

―ファイアウォールとは?―

 

改めましてファイアウォールとは、直訳すると防火壁になります。社内ネットワークにインターネット経由で外部からの不正な侵入(アクセス)や、許可されていない通信の接続から守るために大事な役割を担う機能です。

 

ファイアウォールには、送信されてくる情報の接続を許可するか否かの関所みたいな役割も果たしているので、「むむ!?こやつはおかしいやつじゃのぉ」と判断した場合はお代官様…ではなく、管理者に通報をしてくれます。

 

色々と調べると、複合機(コピー機)の中には、ファイアウォール機能がもともと搭載されたものが登場しており、複合機(コピー機)の中で設定をすることでを強化することができるタイプもあるそうです。次からは、より具体的な機能を紹介してきます。

 

―ファイアウォールの種類・機能とは―

 

詳しく調べると、ファイアウォールには大分類として(1)パケットフィルタ型と、(2)ゲートウェイ型の2種類に分けられる事が解りました。

 

カンタンに記すと(1)パケットフィルタ型は、下の階層で通信制御ができる機能があります。通信の信号をパケット(データを小包に分けたイメージ)単位で解析し、通信の通過を遮断します。また、(2)ゲートウエイ型は、内部コンピュータの代わりに中継役を担う機能があります。

 

パケットフィルタ型は、仕組み自体がシンプルに構成されており、単体ではウイルス付メール等の攻撃を防ぐことができないようです。ですので、その他のセキュリティ製品と組み合わせて使う事をオススメいたします。

 

また、ゲートウェイ型のメリットはアプリケーション層まで確認ができるため、高精度な通過(アクセス)制限を設定する事が可能です。デメリットは検査処理に時間がかかる事や、構築までに高いコストが発生する場合があります。

 

次からは、複合機に搭載されているファイアウォールの中身を紹介いたします。

 

―複合機(コピー機)のファイアウォールについて―

 

複合機に搭載されているファイアウォールはどういった機能があるのか?それは、先に紹介をしたパケットフィルタ型の機能(一部)と、IPアドレスのログ機能となります。

 

複合機(コピー機)にIPアドレスの制限をかけておく事で、特定のIPアドレスからの通信を防いだり、逆に特定のIPアドレスのみの通信を許可したりすることができます。不正なアクセスをシャットアウトできますよね。

 

注意が必要なのが登録するIPアドレスを間違えてしまう事です。IPアドレスの入力を誤ってしまうと、印刷ができない症状を発症してしまいます。

 

そして社内ネットワーク内での使用に関しては、複合機(コピー機)へ特定のIPアドレスのみのやりとりが多いため、特定のIPアドレス以外は、接続できる権限をカットしておくことで不正なアクセスから守ることができるのです。

 

ファイアウォールが搭載されている複合機(コピー機)を使う事って、とっても安心感が違ありますよね。どちらかといえば、搭載型の複合機(コピー機)が良いと感じると思いますが、複合機(コピー機)自体にファイアウォール機能が無くても、それよりも手前の段階でしっかり構築していれば、問題はないと考えています。

 

その理由は先述した通り、ファイアウォールだけでは完全完璧なセキュリティ対策ではなく、やはり複数の組み合わせによりガッチリ守られるのが理由です。定食屋さんで例えると、トッピングですかね。美味しい料理をアレコレ付け加える事で、美味しさが倍増しますからね。

 

また、セキュリティ面は各メーカーが独自のOSを導入しているので、ファイアウォールが搭載していない複合機(コピー機)ても、意外と万全な機器が多いので安心していただければと思います。

 

―ファイアウォールだけで防げないもの―

 

また、これまでの通り、ファイアウォールの様なデジタル関係でのセキュリティはとっても大切ですが、アナログ目線でのセキュリティにも気を付ける必要があります。この章では、しっかりアナログのセキュリティ対策について、いくつか紹介いたします。恐らく、皆さんが既に実践されている内容であれば、寛大に見守ってください。

 

(1)複合機(コピー機)に利用制限をかける

 

プリントやコピーを利用する際に、複合機(コピー機)を利用できる権限を付けることで、不正なコピーを防げます。

 

(2)ウラガミを利用する際は顧客情報等を絶対に混ぜない

 

万が一の情報流出に備えて、ウラガミは出来る限り状態のキレイなモノを選出して、決して個人情報が流出しないために、選りすぐりのウラガミを使うコトをオススメいたします。

 

これらのアナログ対策とファイアウォールを組み合わせる事で、それだけでは対応できない様な効果的なセキュリティ対策になります。ぜひ、お試しいただければと存じます。

 

―まとめ―

 

いかがでしたか?

ファイアウォールだけでは、防げず守れないものがあるからこそ、知識を付けて対策する方法が必要だという事がわかりましたね。この情報をご覧いただいた方に少しでも役立つ情報であれば幸いです。

 

ファイアウォールの設定が複合機に影響する事は、IPアドレスのログをしっかり管理できるコトでしたね。ですので、印刷クオリティに直接かかわりは無いのですが、不正な侵入を見守る役目があるので、頼れる兄貴的な存在として、オフィス(事務所)のネットワークではしっかりファイアウォールを設定し、さらなるセキュリティを万全に強化して、万が一の状態に備えていただければ幸いです。