複合機・コピー機には、「グレースケール」という選択肢がある。
どうも、まるプリ編集部です!
自宅で朝起きると、温かいコーヒーが嬉しくホワッと感じるほどに寒くなりましたね。
でも、まだちゃんと衣替えが冬支度に出来ていないのは事実です。。。
話しは変わりまして、早速質問です。
一般的な複合機やコピー機の印刷は、その印刷する方法が「モノクロ」と「カラー」の2パターンだけしか存在しないでしょうか??マルかバツでお答えください。
ずばり答えは、バツなのです。
複合機・コピー機には「グレースケール」という選択や、「クリエイション」など、他にも印刷方法があるのです。
複合機やコピー機は、その用途に合わせた印刷設定・色使いをすることで、より正確な色合いを印刷するコトができます。その印刷設定の一つに「グレースケール」があります。
そこで今回は、複合機・コピー機の印刷方法である「グレースケール」に的をしぼって案内していきたいと思います。
「グレースケール」とはどんな効果があるのか、また設定方法についてもまとめていますので、よろしければ参考にしてください。
複合機・コピー機の「グレースケール」とは
ここでは、複合機・コピー機のモノクロとグレースケールの違いについて説明しましょう。
・モノクロとは
インク・トナーのブラックのみを使い、黒と白の2階調で色合いを表現した印刷のことです。「モノクロ2階調」や「白黒印刷」などと呼ばれるのも、黒と白でのみ色合いを表現しているためです。ちなみに、「モノクロ印刷」とは略称で、正確には「モノクローム印刷」といいます。
ここで実際に印刷した用紙を想像してみて下さい。そうです、モノクロとはいえ、白と黒だけではないはずです。灰色(グレー)も用紙に印刷されていますよね。
実のところモノクロ印刷で表現される灰色(グレー)は、黒と白の並び方と順番や間隔を変えることで、表現されているそうです。例えると、黒→白→黒→白…のように、黒と白を交互に配置することで灰色(グレー)が用紙に色として出てきます。
「モノクロは黒のみ(白は紙の色)」であると考える様にすれば、間違ありません。
・グレースケールとは
一方で今回の主役である「グレースケール印刷」とは、ナニモノなのか??
言葉の表現方法は違うのですが、モノクロ印刷と同様に基本は黒のみを使っています。
ですが、完全に違っている点としてグレースケールは印刷時に黒から白まで256階調で表現できるところです。つまりモノクロ印刷と比べて、黒から白にかけてのグラデーションがとても滑らになります。
この事実を知ると、「たった今から、我がオフィスはグレースケール帝国にする」と考えた方が多いと思いますが、メリット・デメリットがあるので、用途に合わせて使用していただくコトをオススメいたします。
【グレースケールのメリット】
・印刷が綺麗に表現される。
・色合いが美しい。
【グレースケールのデメリット】
・色のドット(着色)が多いので印刷に時間がかかる。
・きめ細やかな印刷が可能なため、インクの減りが早くなる。
個人的には、色合いにきびしい業界の方でなければ、モノクロで問題ないと考えます。繰り返しますが、あくまで個人的な考えです。
・数値が変わってくる
モノクロとグレースケールの間には、色合いとしてどれほど違いがあるのかご紹介します。
原稿データとしてモノクロは1,200dpiで、グレースケールは600dpiで作るのが一般的です。というのも、モノクロはデータ量が少ないので、解像度(dpi)を上げないと十分な色合いが出ないためです。
一方でグレースケールはデータ量が多いので、モノクロの半分の解像度でも十分に綺麗なためです。
事実、同じ原稿データでも、大きく引き延ばすとモノクロはギザギザした部分がはっきり分かります。もしも時間がある方は実際に試してみてください(ただし単調な図形やグラフ・文字であればモノクロとグレースケールの違いはまず分かりません)。
~まるプリ編集部からの豆知識!~
人間の目で正確に認識できるのは「350dpi以下」の解像度に関してのみなんです。
おおっと思った方は、ぜひ「いいね」ボタンを押してください(申し訳ありません、ボタンはありません)。
◆複合機・コピー機のグレースケールの設定方法◆
▼複合機・コピー機から行う設定方法※
プリンタードライバーからグレースケールの設定方法は以下のとおりです。
- 原稿データを開き「印刷」を選択
- プリンターのプロパティを選択
- カラーモードから「グレースケール」を選択
- OKで確定し、印刷で開始
▼パソコンから行う設定方法※
デバイスとプリンターからグレースケールの設定方法を以下にまとめてみました。
- デスクトップから”コントロールパネル”を開く
- 「デバイスとプリンター」を選択
- 複合機・コピー機などのアイコン上で「右クリック」
- メニューから印刷設定を選択
- カラーモードから「グレースケール」を選択
- OKで確定し、パソコンから印刷する
※実際はメーカー・型式により表現方法や操作方法が異なる場合があります。
いかがでしたか?
例えば、オフィスでは「カラー印刷」が多い(メイン)だよという場合、その都度複合機・コピー機で「グレースケール」を使いたいときに便利です。
「グレースケール」は、モノクロよりもグラデーションが多彩ですので、「カラー印刷代」を節約する際には、大変便利で使い勝手のいいヤツ(機能)なんです!
なぜカラー印刷よりグレースケールを使うと良いのか??その理由は「カウンター代金」です。一般的には「カラー印刷」と比べて、「モノクロ印刷」が半分以下の価格設定だからです。
このコラムを読んで、キレイな「フルカラー印刷」や色鮮やかでわかりやすい「カラフルなデータ」をコピーしたいけど、もったいないかなー??と思ったそんな方には、試しに「グレースケール」での印刷を使ってみてください。
もったいないなのその先には、こんな選択肢もアリマス。
「まるプリ」ではお客様に選んでいただくサービス内容によって、「トナー代不要」のプランがあります!つまりは、「カラー印刷」の高額な心配が軽減されるのです!!
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