業務用複合機を導入するときのポイント紹介
四国と関西圏のプリンター/複合機ならお任せ!メンテナンスマンの西村です
複合機の導入を検討する時にどのような機種が良いのか?悩む方もいると思います。複合機にはさまざまな機種があります。複合機を選ぶ際に役立つ、基準や印刷速度・画質・オプション機能をご紹介しますので是非参考にしてみてください。
印刷速度
印刷速度とは、「1分間で何枚を印刷できるか?」を表した数値です、同じメーカーであっても、機種により印刷速度と値段に違いがあります。例えば、同じメーカーの複合機で1分間に26枚印刷できる機種の価格は100万円前後ですが、1分間に51枚印刷できる機種は200万円前後になる事も多いです、適正な印刷速度の機種を選ぶ事がポイントになります。
また、適正な印刷速度を把握するには、月間印刷枚数を把握し、適切な印刷速度を見極めることが大切です。
具体的な例としては、
・月間印刷枚数が3000枚以下:印刷速度は1分に20枚~25枚
・月間印刷枚数が3000枚~5000枚:印刷速度は1分に25枚~35枚
・月間印刷枚数が5000枚~8000枚:印刷速度は1分に35枚~45枚
・月間印刷枚数が8000枚以上:印刷速度は1分に45枚以上
が適正な印刷速度となります。
印刷速度は業種によって判断する事もあり、オフィス内でチラシやパンフレットを印刷する事が多い場合は印刷速度が速いものを選択する良さそうです。また、セミナー業や学習塾なども印刷枚数が多くなりがちですので印刷速度が速い複合機で効率アップすると、印刷する人のストレスも少なくなります。
印刷画質
複合機を使った印刷物の画質は事務機用であれば、あまり違いはありません。ただし、使用する塗料によって画質は異なります。一般的にオフィス内で使われる複合機は「トナータイプ」で、粉状のものを大容量でセットできます。また、塗料の中でもトナータイプは大量に印刷でき、1枚当たりの印刷料金も安いです。しかし、高画質印刷には特化していないため、画質は若干劣る可能性があります。画質にこだわって印刷したい方は、インクジェットプリンターなどを別に用意することお勧めです。
インクジェットプリンターで使われるインク塗料は、「染料タイプ」「顔料タイプ」です。染料タイプは着色粉末粒子が溶剤に溶けたもので、染料が紙にしっかりと染み込みます。写真の印刷に優れていますが、乾きにくいのがデメリットです。顔料タイプは印刷物の表面に塗料を定着させる仕組みで、どの紙質であっても色や線をはっきりと印刷します。図形や文字の印刷に適した塗料です。乾きやすいという特徴もあり、裏紙印刷や再生紙印刷もするオフィスでは、トナーと顔料インクを選ぶとよさそうです。
オプション機能
複合機の多くは、「モノクロ・カラー印刷」「FAX」「スキャナ」などの基本機能は入っていますが、それ以外の機能が必要な時には、最初から特定の機能が搭載された機種またはオプションで選ぶことが出来ます。スキャナ機能を頻繁に利用する時には、「自動原稿送り装置(ADF)」をつけるのが良いです。この機能は、大量書類を読み込んでいき、PDFファイルに変換できます。また、オフィス内で使用しているパソコンと対応した機種を選択することも大切です。主流になっているWindowsには多くの製品が対応していますが、Macは対応していない製品があります。Macのパソコンを使用している時には、標準対応している複合機を選ぶこともポイントです
FAX機能も受信前に複合機本体で確認したり、パソコンに転送できたりする機能があります。送られてくるFAXの枚数が多い時には、事前に内容を確認して、必要な内容だけ印刷する機能もあります。また、ICカードと認証する複合機もあり、ICカードがある人のみ複合機が使えるため、部外者の不正利用や情報漏洩を防げる機能です。ユーザーごとに使用機能を制限できる製品もあり、オフィス内でさまざまな使い方ができます。
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