印刷(プリント)や複写(コピー)の「かすれ」の対策法とは?

 

どうも、近畿エリア(大阪・兵庫・京都・奈良)と四国エリア(愛媛・香川・徳島・高知)にて、サスティナブルな時代にピッタリな「業務用コピー機(複合機)」をリフレッシュ&リユースしてレンタル提供をしている、レンタルプリンターの【まるプリ】です!

 

毎日お仕事をスムーズにすすめるためには、やっぱり複合機(コピー機)が必要ですよね。

 

レーザーコピー機での印刷が薄くなる、かすれるといった問題は、しばしば利用現場を悩ませます。これらの問題を解決するためには、適切なメンテナンスと消耗品の交換が重要です。

 

本記事では、レーザーコピー機の印刷の仕組みから、印刷が薄くなる原因とその対策について解説します。

 

レーザーコピー機の印刷の仕組み

 

レーザーコピー機で印刷する手順・仕組みは、以下のとおりです。

 

・帯電: 帯電ドラムが静電気で帯電します。これは、ドラム全体に均一な静電気を付与するプロセスです。

・露光: レーザー光が帯電ドラムに照射されます。レーザーはデジタルデータを基にドラム上に画像や文字を描き、必要な部分の静電気を解除します。

・現像: トナー(粉末インク)がドラムに付着します。トナーは帯電していない部分に引き寄せられ、画像や文字の形に付着します。

・転写: トナーが付着したドラムが用紙と接触し、トナーが用紙に転写されます。このとき、用紙も静電気で帯電されており、トナーが確実に用紙に移動します。

・定着: 用紙に転写されたトナーが定着ユニットを通過します。ここで、熱と圧力が加わり、トナーが溶けて用紙にしっかりと固定されます。

・清掃: 帯電ドラムがクリーニングされます。ドラム表面の残留トナーや汚れが取り除かれ、次の印刷に備えてドラムがリセットされます。

この一連のプロセスにより、レーザーコピー機は高品質な印刷を迅速に行うことができます。適切なメンテナンスと消耗品の管理が、安定した印刷品質を保つために重要です。

 

印刷が薄い・かすれる時の原因

 

レーザーコピー機で印刷が薄くなったり、かすれたりする原因はいくつか考えられます。

 

・トナーカートリッジの問題: トナーが少なくなっている、もしくはトナーカートリッジが劣化している場合、印刷が薄くなることがあります。また、トナーカートリッジの品質や互換性の問題も影響します。

・ドラムの劣化: ドラムが長期間使用されていると、表面が摩耗し、トナーを均一に転写できなくなるため、印刷が薄くなることがあります。

・スキャン台やLEDヘッドの汚れ: コピー機内部のスキャン台やLEDヘッドが汚れていると、正確な露光ができず、結果的に印刷が薄くなる原因となります。

・湿気や温度の影響: 用紙やトナーは湿気や温度の変化に敏感で、これらの環境要因が影響すると、印刷品質に影響を及ぼします。

・用紙の問題: 適切な用紙を使用していない場合や、用紙が湿気を吸っている場合、トナーがうまく定着せずに印刷が薄くなることがあります。

・機械的な故障: ハードウェアの部品が故障している場合も、印刷が薄くなる原因となります。例えば、転写ローラーや定着ユニットの不具合などが考えられます。

 

印刷が薄い・かすれる時の対策

 

印刷が薄くなったりかすれたりする場合、以下の対策を試してみてください。

 

・トナーカートリッジの確認: トナーの残量を確認し、不足している場合は交換します。トナーカートリッジを軽く振ってトナーを均一にすることで、印刷品質が向上することもあります。

・ドラムの清掃または交換: ドラムの表面が汚れている場合は、専用のクリーナーで清掃します。長期間使用している場合は、ドラムの交換を検討します。

・スキャン台やLEDヘッドの清掃: これらの部分が汚れていると、正確な露光ができません。柔らかい布で定期的に清掃します。

・適切な用紙の使用: 推奨されている用紙を使用し、湿気を避けるために用紙を適切に保管します。

・印刷濃度の調整: コピー機の設定メニューから印刷濃度を調整します。薄くなっている場合は、濃度を上げることで改善することがあります。

・環境の調整: コピー機が設置されている環境の湿度や温度を適切に保つことも重要です。湿度が高い場合は、除湿機を使用することを検討します。

・ハードウェアの点検: これらの対策を試しても改善しない場合は、専門の技術者による点検や修理を依頼します。

 

まとめ

 

レーザーコピー機の印刷が薄くなる原因は、トナーカートリッジやドラムの劣化、汚れなどが考えられます。適切なメンテナンスと消耗品の管理、環境の調整、機械の点検が重要です。これらの対策を講じることで、印刷品質を維持し、スムーズな業務運営を実現できます。