【摩訶不思議】「模様・文字」が浮かび上がる印刷手法とは?

公開日: 2022年3月11日

 

どうも、まるプリ編集部です!

 

最初はいつもの豆知識ネタです。

トマトは逆さから読んでもトマトです。皆さんはトマトをどれくらい食べますか?

 

私たちの地元である高知県では、フルーツトマトが有名です。地元の物(方言:ジモトモン)をこよなく愛する身なので、ぜひ皆さんに知ってもらいたいと願っています。

 

ちなみに、2020年の生産量ランキングでは第1位が熊本県(高知県は何位なのでしょうか)で、なんと収穫量がズバ抜けて135,000トンでした!実はトマトにはビタミンA、B、Cなどがバランスよく含まれているそうです。なかでもビタミンCがとっても豊富で、トマトを1つ食べれば1日に必要なビタミンCが摂取できてしまうほどです。健康にも注目されているので、ぜひ食卓に登場させる回数を増やしてみてはいかがでしょうか。

 

繰り返しますが、高知県のフルーツトマトは求める方が多いほど名が知れわたっています。糖度が高く酸味がほとんどありませんので、機会があればぜひお求めくださいね。

 

ジモトモンといえば、「じもんコピー」というコトバをご存じでしょうか?

 

じもんの漢字は、「地紋」と書きます。

 

そもそも「地紋」は、元来染織の技法において一般に2つの対立する模様が織物に置かれるときの「下の柄(がら)」、つまり地(ベース)に置かれる柄を「地紋」といいます。ちなみに、地紋の上に対して「上の柄(がら)」を「上紋(うわもん)」といいます。

 

なので印刷・コピーでの「地紋」とは、用紙の後ろ側・背景側にある模様を指します。

 

普段我々が接する事の多い「地紋」が施された用紙といえば、住民票・印鑑証明書等(公的な書類)ですよね。住民票・印鑑証明書等をコピーした経験のある方はなじみがあると思いますが、パッと見では「ソレ」がわからない用紙に見えますけれど、実はその用紙には「地紋」が施されています。

 

その他の用紙もそうですが、「地紋」が施された用紙をコピーすると、背景に隠された文字がとても目立つように浮き上がって印刷されます。そのためその用紙自体が「コピー」なのか、正真正銘の「原本」なのか直ぐに判断する事ができますよね。

 

複合機・コピー機にはこの「地紋」を一般的な用紙に施すことができます。

 

それが「地紋コピー」の機能というわけです。

 

【「地紋コピー」のメリット】

 

つまりは「地紋コピー」を使い、例えば「コピー禁止」の文字を浮かばせる事で書類の不正なコピーを抑止するために、とても勝手の良い機能なのです。

 

不正なコピーを防止するため、複合機・コピー機メーカーで使用できる設定をして、プリントするデータの背後に薄く文字をいれて印刷できます。

 

悪意のある第三者等による偽装書類作成の防止効果や、抑止効果が期待できます。

 

【「地紋」は多種多様な用紙に印刷が可能】

 

なによりこれら地紋を、様々な用紙に印刷できること自体が大きな利点です。複合機の地紋コピー機能を使った例として、買い物ができるクーポン券や病院の処方箋が偽造されて何度も利用される可能性を防ぐことができるのです。

 

この事例に限らず、企業で機密データを扱う電子文書の原本性を保つために、印刷の不正コピー抑止は大きな課題となっています。

 

【用紙・書類管理の意識向上に役立つ】

 

情報セキュリティにチカラを入れているオフィスにとてもピッタリ当てはまりますよね。

 

社外秘の社内資料等へ「地紋コピー」をしっかり使う事で、「企業秘密」や「重要書類」などの情報流出に対する意識改革につながります。うっかりコピーをとって「地紋コピー」の下地が浮き出る事によって、情報管理の重要性がスタッフの皆さんへ浸透すると考えます。

 

普段から書類には「社外秘(関係者以外複写禁じる)」等を印字しておくことで、さらなる情報セキュリティ・情報管理が重要であると社内に浸透するはずです。

 

そこに「地紋コピー」を追加する事で、より一段と不正抑止につながると思います。

 

【文字が浮き出る「地紋コピー」の仕組みとは?】

 

最後に、これまで紹介してきた「地紋コピー」とはどの様な仕組みで印刷されるのかを解説します。

 

「地紋コピー」はその用紙・原稿をコピーするときに浮き上がる文字を、隠し模様・文字として下地(背景)に埋め込みます。

 

模様・文字(コピーした後に消える・見えなくなる)を小さいドットにし、隠し模様・文字(コピーした後に残る)は大きいドットで印刷します。

 

小さいドットと大きいドットの色の濃さが均一だと、印刷された「地紋コピー」の用紙は均一な背景模様に見えるため、隠し文字は識別しにくくなっています。

 

文字で記すと小難しいので、皆さんが手にする機会の多い住民票の写真を上げます。

 

よ――――――く見ると、うっすら文字が見えませんか??

 

 

これが、下地に印刷された「印刷不可(禁止)」の「地紋」なのです。

 

 

 

【こんなオフィスにオススメ】

 

大事な情報を取扱っているオフィス、社外秘・機密文書の情報流出を絶対に防止したいオフィスにオススメです。

 

会社で扱う文書の中には、絶対に複製禁止や社外へ持出しを禁止している機密文書があると思います。

 

一人一人が気を付けていても、いつどこでその文書が流出してしまうか分りません。

 

書類・用紙・データそのものへ「地紋コピー」があるようにしておくのがセキュリティ対策として有効でしょう。ぜひ活用してみてください!!

 

「地紋コピー」機能は全てのメーカー、全ての機種に機能が備わっているわけではありません。詳細は、販売店等へお問合せください。

 

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