家庭用プリンターは会社のFAX機として使えるのか?

四国と関西圏のプリンター/複合機ならお任せ!メンテナンスマンの西村です

最近ではメールやSNSが企業間同士でも連絡を取るツールとして浸透しており、以前のように書面でやり取りしていた事が、電子化され簡略化しつつあると感じます。

電子化に伴い、業務用複合機を使うことも少なくなりつつあると思います。家庭用のプリンターの性能も高く、本体価格が安いこともあり、流用している会社を見かけることがあります。本当に家庭用プリンターが仕事の現場で使えるのか?と実際は何が違うのか?を考察してみたいと思います。

印刷コストの違い

FAXがメインとはいえ、FAX受信やちょっとした印刷物でインクを使います。トナーやインクがなくなれば交換する必要がありますが、そのお値段はどのくらいなのでしょうか?

家庭用プリンターではインクジェットが多いです、業務用複合機になるとレーザーが多いため、その辺りを考慮してインクとトナーで比較します。

比較は純正品の目安です印刷可能枚数お値段
インク(黒のみ)500~1,000枚1,000~2,500円
トナー(黒のみ)6,000~10,000枚6,000~15,000円

メーカーや機種がたくさんあるため、1台ずつの比較にはなりません、また、機種によっては今回比較した数字と全く違う機種もありますが、よく見かける機種で平均的に見てみると、印刷コストは圧倒的に業務用複合機が安いようです、その差はなんと半額に近いです。

FAX送信にかかる時間

FAX送信時はプリンターの前で作業をする必要があり、それなりに時間がかかります。1回の作業では気にならなくても、回数が多くなればその時間は膨れ上がります。業務の効率化も考えるなら、作業時間も考慮する必要があります。

FAX送受信の規格はスーパーG3を家庭用プリンターでも採用しているケースが多いですので、送受信の時間は一緒でも原稿をスキャンする時間は全く違います。

家庭用プリンターのスキャン速度は5~7秒/枚

業務用複合機のスキャン速度は2~3秒/枚

こちらも、業務用複合機が半分以下の時間で作業が完了できそうです。

また、印刷スピードも業務用複合機が早いため、通常の印刷やFAXの受信時にも時間の差が開くことになります

耐久性の違い

耐久性は言うまでもなく業務用複合機が良いです。家庭用では1回の使用枚数が多くなると、紙詰まりを起こしやすくなるうえ、本体は壊れたら買い替えをする方が多いですので、修理する場合も、基本はメーカー対応となります。業務で使えない期間があれば困りますので修理をする選択は極めて低い選択だと思います

まとめ

家庭用と業務用で比較をしてきましたが、時間的に余裕があるのでしたら、家庭用プリンターを仕事で使うことも可能ですが、不向きではないか?と思います。

実際、お客様からインクジェットプリンターを使っていて、スピードが遅いやインク代が高いなどの声を聞くことも多くあります、導入コストは断然安いですが、会社で使うプリンターは総合的に判断しても業務用を選ぶほうが良いと言わざるを得ません。

業務用複合機を購入するにも費用が気になる方は、レンタルする事も出来ますので、是非「まるプリ」をご検討・お問合せ頂ければと思います。