ウラガミを使う際の、少しウラのハナシ。~複合機・コピー機・プリンター~

 どうも、まるプリ変種、、、いや、編集部です!!

うちのオフィスにある複合機のソバに、片面のみが印刷されているA4用紙、いわゆる「裏紙」が、そんなに多くはないと感じますが、そこそこ置いてあります。

皆さんもそうではないでしょうか。いざ印刷をしたけれど、内容を「間違えていた」箇所があったり、印刷枚数を必要よりも多くコピーしてしまったり、いつの間にかロスした用紙・ミスプリントは少しずつ増えていきます。

もちろん、大事な機密情報・重大書類などはそのままシュレッダー処理すると思いますが、そうではないロスした用紙・ミスプリントを、シュレッダー処理してゴミ処分するのはもったいないと、「裏紙」として使っている方々が。。。

恐らくですが、「裏紙」を再利用しているオフィスは少なくないのではないかと思います。

「裏紙」を使う事で、新品の「コピー用紙」の使用量が削減できますし、オフィスのエコ活動にはうってつけだと考えます(うちのオフィスでもエコ活動をしています)。

しかし、無くならないのが「使わない常備薬」と「ミスプリント」。ミスプリント自体を無くす事にも気を付けていかないとダメですね(印刷をするたびにカウンター料金がかかるため)。それ自体がエコ活動に繋がっていきます。

衝撃の事実があります。それは、基本的に複合機では「裏紙」の再利用は推奨されていないのです。えぇ!と驚かれた方、「そんなの知っているよ」という方もいると思いますので、

今回は複合機で「裏紙」を使う際の、「メリット」と「デメリット」、少しウラのハナシをご紹介していきたいと思います。

やはり「裏紙」を使う最大のメリットは、「経費削減」です。このコトバに勝るモノは無いと思います。

「裏紙」を使う「メリット」

「裏紙」を利用すれば、新しいコピー用紙の購入する頻度が少なくなるので、結果として経費削減の効果がありますよね。ただし、コピー用紙が新しくないので、社内等の資料印刷用として使う事が理想的ですね。

「裏紙」を使うデメリット

「裏紙」を利用する中で、一番に気を付けていただきたいのが、「紙詰まり」です。

その「紙詰まり」が、もしかしたら複合機を故障させてしまうかもしれないのです。

ちなみに、レーザータイプの複合機の仕組みは、印刷内容を静電気でトナー粒子を付着させて用紙に転写する方式です。

もうすでに印刷された状態の用紙(裏紙)を使うと、新しい白紙の用紙よりも静電気が起こりやすくなり、紙詰まりを起こす確率が高くなります。

さらに、「裏紙」を使う事ですでに印刷した用紙からトナーが微量でも剥がれてしまって、感光体部分に着いてしまうと普通に白紙で印刷やコピーしたときも、汚れや紙詰まりを起こす場合が多くなってしまう可能性があります(こういった理由から「裏紙」を使った印刷がオススメされていない)。

つまり大げさな表現かもしれませんが、複合機故障リスクを高くしてしまうのです。

でも、「裏紙」を使用して「経費削減」をしたいですよね。

「裏紙」を使う事によって、エコ活動をしたいですよね。

「裏紙」による用紙を購入する手間を省きたいですよね。

ここからは、ウラのハナシ(コツ)を紹介してきたいと思います。

ウラガミを使う、少しウラのハナシ➀ 

とてつもなくキレイな状態の用紙を使う

皆さんは、資料にステープラ止めをする事もありますよね、グラフや表データが細かく印刷してある用紙を折り曲げて見やすい状態にする事や、パンチで穴をあける事や、場合によってはペンでメモを記入する事もありますよね。

こういった点から、まっさらな白紙の用紙と比較すると、ボコボコがあったり折れ曲がったり反っている状態なので、それらに気を付けずに何でもかんでも「裏紙」にして使うと、紙詰まりが起こりやすくなります。

ステープラ止めをした用紙にフォーカスをあてると、極論はステープラ止めの用紙はハリを外しても「裏紙」として使わない事です。

ハリを外す際に用紙のハシ部分が少しヨレたり、場合によっては平らな状態を保てない事もあります。複合機の機械のナカで大変な騒動がおこってしまいかねません。

ウラガミを使う、少しウラのハナシ➁

印刷したホヤホヤの用紙を直ぐに「裏紙」にせず、キレイなベストオブ「裏紙」を揃えて。

印刷したばかりの用紙は少し熱をおびており、実は新品の用紙と比べると少し反っています。つまりは、紙詰まりを起こす原因になりかねないのです。

さらにはレーザータイプに比べると、インクジェットタイプは、用紙にインクが完全に印刷されて乾くのみは少し時間がかかります。

インクジェットタイプを使っている方は、その機械からできた「裏紙」を使うのなら、時間をかけて寝かした用紙を使うほうが良いと考えます(上から重しをのせるとさらにバッチリ)。知っている情報では、3日程度経過した用紙が紙詰まりを防ぐ確率が高いでしょう。

また、レーザータイプ、インクジェットタイプを併せて使用しているオフィスは多いと思います。そんなオフィスですとそれぞれの機械から出力された用紙は、印刷されている用紙それぞれの状態が全然違っているはずです。

「裏紙」として使用する用紙に、いわゆる変形(ヨレ・穴があいている・シワがある)があるモノは使わない様にした方が絶対良いですよね。また、厚さが異なってゴツゴツしている場合や、汚れがひどい用紙も「裏紙」候補選手権からは外した方が良いでしょう。

何でもかんでも全てが「裏紙」にはせずに、キレイな用紙だけ(ベストオブ「裏紙」)を使用する事を心掛けましょう。

ウラガミを使う、少しウラのハナシ ③

絶対に「機密情報の拡散」、「情報漏えい」を防ぐ

「裏紙」の印刷されている面に、個人情報や機密情報の様な内容がプリントされていると、情報漏えいに繋がるので危険性です。絶対に印刷面を確認してそういった事がおこらないように気をつけましょう。

いわゆるそういった「重要書類」を「裏紙」には使わないと思いますが、うっかりして大事な「重要書類」が紛れ込んでいた!なんていうコトになると、とてつもなく怖いですよね(冷や汗の滝)。

「裏紙」として使用している用紙には、印刷さている側の面に、蛍光ペンなどで大きなペケ印を入れておけば、わかり易くてよいのではないかと思います。

ウラガミを使う、少しウラのハナシ ④

「裏紙」は「手差しトレイ」で必要な枚数だけを使う。

「裏紙」を複合機のひとところのトレイに入れたままにすると、新品の用紙とは異なる性質をもつ用紙ですので、当然ながら良くありません。

複合機で「裏紙」を使用する際には、オススメされているのが「手差しトレイ」の利用です。(手差しトレイの設定・操作方法に関してはそれぞれメーカーや機種等によって異なるため、使用する前にマニュアルで確認が必要)。

記入した内容を「裏紙」として使用する用紙はしっかり整理して、必要枚数だけ複合機(コピー機)の手差しトイレにセットするのも大切です。